きっかけはFacebookだった

2016年9月末日、私のFacebookに香港棒球総会の方からメッセージが届いた。

連絡を下さったのは、現地在住の日本人で、長年にわたり香港野球を影で支える三好正記氏だった。三好氏とは、私がイラン代表監督に就任した際、世界の野球情報を網羅している通称「世界の野球」さんよりFacebookを通してご紹介して頂いていた。

三好氏から相談があるとの連絡を頂いてからほどなく、すぐにLINEグループを介し、香港棒球総会にて現在強化担当の副主席を務めるショーン氏を紹介された。そして、三好氏より今回の経緯を以下の様に説明された。

香港野球協会からの熱いメッセージ

“私たちは今、香港野球代表チームを次のレベルに押し上げる為、今ある障壁を突破したいと考えております。そこで、香港棒球総会から日本人指導者がいないかと相談を受け、一番最初に私の心に浮かんだのが外国の野球チームにおいて豊富な経験のある色川氏でした。”

このメッセージを受けた私は“指導者冥利に尽きる“本当に有難いお言葉と深く感謝した。そして、これまでの活動が報われ、新たな扉を開くチャンスを頂けたことに改めて感謝を申し上げた。

こうした実に現代的なツールを介して香港野球に関わる機会を頂き、私は香港にきた。


今回、私が香港へ来た趣旨は「香港野球代表強化練習会」を行う為であるが、現実的には代表選手や野球協会関係者とFace to Faceでのコミュニケーションを測り、信頼関係を構築することがファーストステップである。

監督の能力検査

 今回は、お互いの事情を考慮し、2部構成での合宿が計画されており、第1弾は2016年12月4〜7日は香港にて強化練習会を行う。限られた時間ではあるが、現場の空気を吸って、見て、感じて、国民性も含めて現地をよく知って欲しいとショーン氏から頼まれている。
第2弾は2016年12月24〜27日は台湾の高雄市にて強化合宿を行い、香港国内では積むことのできない実践(親善試合等含む)を通して、経験を積んでいくことが目的である。

今回、私に与えられた使命は、これまで香港野球が築き上げてきた歴史に、色川冬馬がいることで生まれる価値を提供し、香港野球発展の起爆剤となる事だと思う。

野球の技術、戦術、そして知識だけではなく、私にしか伝えられない「野球で生きていく(生き様)」を通して「野球=自分」と向き合い、人間として成長し、生きる力を磨いて欲しいと願っている。また、これからの香港野球を支えるコーチや選手にとって、現状を打破し、挑戦し続ける勇気と覚悟を残していきたい。

始まったばかりの新たな旅ではあるが、早速香港野球のポテンシャルの高さに私の血は騒いでいる。

現地レポートを通して、これまでの香港野球の歴史と共に、これからの香港野球の展望について紹介していきたい。

Respectfully,

TOMA