北米サマーリーグを終えて②

今年のアジアンブリーズのキャッチャーとして活躍したPL学園出身でラスベガスの大学へ通う神谷貫太選手がアメリカのカリフォルニア州アトウォーターのサマーリーグチーム Atwater Aviators でのシーズンを終え無事帰国したのでこの2ヶ月間の経験をまとめてもらいました。

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トレーナー留学している私が選手へ挑戦した理由

この度、California のAtwater にホームを構えるAtwater Aviators の一員としてアメリカ大学のサマーリーグに2ヶ月間選手として参加させて頂きました。

2ヶ月でリーグ戦を含む40試合を消化しました。今回、参加させて頂いたサマーリーグは普段、D2でプレーする選手が主に集まり各チームを結成しています。

トレーナー留学をしている私が今回、選手としてサマーリーグに参加した理由は2つあります。

一つは、自分自身でアメリカの野球を実際に肌で体感したかったからです。これまで外部から間接的にアメリカの野球に触れてきましたが、今回、選手としてアメリカ野球の真の部分を自分の身体で体験しようと思ったからです。

二つ目は、実際に選手として現場に立ち選手目線でトレーナーを見たいと思ったからです。トレーナーをするにあたって選手としての大学レベルの野球経験があるのは今後の自分の人生にプラスになると思ったからです。

自分に合ったリアルな選択肢

選手として四年間のブランクがある私でしたが、アメリカは全ての年代で細かくレベルが細分化されているので、今の自分のレベルにあったリーグ、チームでプレーが出来ます。

これが日本なら草野球でプレーする。の一択だと思います。チームを探すにあたってラスベガスで常日頃からお世話なっている傳崎夢造さんにチーム、場所をコーディネートして頂き、ベストなチームでプレーすることが出来ました。

アメリカ野球シーズンと1日

40試合ある中で半分がホームでの試合で、半分がロードでの試合になります。
基本的に試合はナイターで夜7時プレイボールなのでそこに合わせて調整していきます。

1日の主な流れは、朝9時に起きて軽食を取り全体練習が始まる前に個人でジムに行き、フィジカルトレーニングを1時間半行います。

試合開始の5時間前に球場入りし、各々ストレッチやランニングをして3時からBP(バッテイングプラクティス)をポジション別で行います。

早いテンポで5球4セットの計20球のBPなので、いかにその中で集中して課題を持って取り組めるかが鍵となります。

BPは約2時間でそれが終わると試合開始までは個人個人での調整になります。

そして7時にプレイボールで10-11時に試合が終わりその後、帰宅して食事を取り、シャワーを浴びて夜中の2時に就寝するというのが主な1日の流れです。


上記の流れを見てわかるように日本とアメリカの試合までの流れとして違いがアメリカでは全体で動く事が圧倒的にに少ないということです。

日本では全体アップをしてその後全体でキャッチボールをして全体ノックを行い、全体でバッテイング練習をしますが、アメリカでは全体で行うのはBPのみです。

今回一番感じたのはアメリカの野球は考える野球だということです。

試合に入る流れからどうすれば自分のベストな状態で試合に入れるのかを熟考して試合から逆算して細かく自分に合ったプランを立てます。

試合前最高な状態で試合に臨めるように行うアップ、ストレッチ。自分の課題を克服するための守備、打撃、走塁の個人トレーニング。

シーズン中に筋力量を落とさないように行うフィジカルトレーニング。シーズンを通して怪我をしないようにするセルフコンディショニング。

試合数、気候の変動、時差といった厳しい環境下の下で活躍する選手達はとても勉強家で頭がいいです。

アメリカ野球の真髄

パワー、スピードがアメリカ野球はフィーチャーされますがアメリカ野球の真髄は選手各々の思考による野球ID の高さがあります。

40試合を通して自分自身も大量にアメリカ野球をインプットして毎日の試合でアウトプットすることが出来ました。最低限の怪我をしないという目的を達成し、捕手として心がけていた全選手とのコミュニケーションもクリア出来ました。

技術面においては、アメリカ人投手特有の動くファストボール、落ちる変化球のフレーミングを徹底的に行い、キャッチングの向上に努めました。打撃においてもやはり動くボールの対応として、すり足から、ノーステップにフォームを変更するなどして初めは苦労したアメリカ人投手の球に後半から適応できました。


この二ヶ月間のリーグはとても濃い、素晴らしい野球人生の経験になりました。

なにより心から野球を楽しめました。

神谷貫太

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素晴らしいですね!

アメリカでトレーナー留学できていて将来に確実につながる経験になりましたね!

これからのアメリカでの活躍に期待です!

夢造