北米サマーリーグ参加選手が帰国

今年のアジアンブリーズの左サイドスローとして活躍した山内望(やまうちのぞむ)投手がアメリカミズーリ州ジョフリンのサマーリーグチーム Joplin Outlaws でのシーズンを終え、無事帰国したのでこの2ヶ月間の経験をまとめてもらいました。

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5月末から7月末までの約2ヶ月間ミズーリ州にあるジョプリンアウトローズというサマーリーグのチームに参加してきました。

結果は、チームとしては、Southリーグ4チーム中2位でプレーオフ進出しましたが、初戦で敗退しました。


個人的な成績は、リーグ45試合中9試合14回1/3、0勝2敗1セーブ防御率5.02安打5三振20四死球12自責8でした。

成績からみてもいい成績は残せませんでしたが、海外のチームに参加することでとても大きな経験になりました。

アメリカ野球が教えてくれた自由

実際に参加してみて感じたことは、全てが自由だということです。

自分の参加したチームがそうだっただけかもしれませんが、決められているのは試合前のバッティング練習の時間と試合開始時間、その日のユニフォームの色だけで、日本のように集合時間があってミーティングして全員でアップする時間があってという感じではなく、時間になったら突然バッティング練習が始まるという流れでした。

そのため、みんなよりも早くグラウンドに来て自分のやることをやってと、その環境で出来ることを考える力はついたかなと思います。

また、容姿も、髪型、髪色、ひげ、ネックレス、ピアス、ユニフォームの着こなし方どれもそれぞれの自由で日本とアメリカの学生野球の大きな違いだなと感じました。

試合自体も、イニング間に音楽やイベントもやっているし、選手それぞれに登場曲もあるし、プロとなんら遜色ない雰囲気の中で試合をすることができました。
また、子供と触れ合う時間が多いなとも感じました。



野球教室はもちろん、試合前グラウンドで子供達とキャッチボールをしたり、試合中子供が主役になるイベントがあったり、球場には常に子供達がいてしかも選手との距離もすごく近くて日本にはあまりないことなのでとても新鮮だし、いいなと思いました。


プレー面で感じたことは特にありませんでしたが、自分自身いい時と悪いときがはっきりしていて好不調の波が激しかったので、リリーフ投手として不安要素があり使いづらい投手になってしまったなと感じました。

結果から見ても、イニング数が他の投手と比べても少ないので不甲斐ないシーズンでした。それでも、大学四年のシーズン、ほとんど試合で投げることができなかったことを考えれば、全く満足はしていませんが、少しは成長できたかなと思います。

コミュニケーションの難しさ

コミュニケーションの面では、チームメートとは携帯の翻訳を使ったり、自分の拙い英語で少しずつ会話をしました。正直、この時間は結構楽しくて、試合中も試合を見ているフリをしながら話すことに夢中になっていた気がします。


ただ、やはり難しいなと感じたのはプレーの中でのコミュニケーションや、技術的な部分のコミュニーケーションです。

ジェスチャーやアイコンタクトで伝わるコミュニーケーションは問題ないですが、それだけじゃどうにもならない場面も少なからずあり、英語がほとんど話せない自分にとっても、それを相手しなきゃいけないコーチやチームメートも苦労しました。話せなくてもなんとかなるしプレーもできました。

通訳がいればまた別ですが、外国人としてチームに所属する上で、さらには外国で長く生き残っていくためにはやはり語学力やコミュニケーション能力は最低限必要なんだと改めて痛感しました。

ホストファミリーの良さ・難しさ

生活面では、食事洗濯送迎と全ての面でホストファミリーに支えていただきました。片方日本人ということもあり、食事はもちろん、生活においてほとんどストレスなく過ごすことができて本当に感謝です。

また、毎週月曜から木曜日は午前中に英語のリーディング教室にも通いました。リーディングなので文法とか読解がメインで、正直英会話が上達した感じはしませんでしたが英語に晒されるいい機会でした。


住んでいる場所にもよると思いますが、車社会だし、何をするにもそこそこの距離の移動が必要だったので、車はないと不便だと感じました。2ヶ月間ホストファミリーとチームメートに送り迎えしてもらいましたが、だんだん申し訳なくなる気持ちと、ちょっと買い物したいとか個人的な用事、車出してくれる人の都合まで考えると、自分で動ける移動手段は必要不可欠でした。特に夜遅かったりすると嫌々送ってもらっているのがわかってしまうので。


*オールスターに選出された山内投手

2ヶ月間、たくさんの人に支えられてとても素晴らしい経験をすることができました。今回のサマーリーグ参加の中で次の機会を得ることはできませんでしたが、どの道に進むにしても必ず経験として生かしていけると思います。
この先のことは全く決まっていないので、考えて次に進みたいと思います。

山内望

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いやーリアルです!

実際に現地に行ってチームメイトやホストファミリーたちと2ヶ月共に生活しないと絶対に経験できないものですね。

またこれからの彼の活躍に期待です!

夢造