みなさん、こんにちは。今回で17回目の登場、とよっちです。

いよいよ第2回目となる「WBSC世界野球プレミア12」が始まりました。侍ジャパンは11月5日に初戦を迎えます。相手は中南米の強豪の一角、ベネズエラ。同組にはこのほかにもプエルトリコや台湾もいるので、1次ラウンドから白熱した試合が期待できます。

NPBのシーズンが終わってもまだまだ野球は続きます。これから世界の野球を堪能するチャンスになることでしょう。

さて、今回はプレミア12….ではなく、女子野球について書いてみたいと思います。なかなかメディアでは取り上げられる機会が少ないからこそ、紹介したいという気持ちです。

女子プロ野球に訪れた危機

去る11月1日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。それは「女子プロ野球 36人の選手が退団」という内容です。2010年、京都アストドリームスと兵庫スイングスマイリーズの2球団で始まったこのリーグは紆余曲折を経て、現在は4球団で運営されています。

今では京都フローラ、愛知ディオーネ、埼玉アストライア、そして育成球団のレイアの4球団があります。今年は全球団合わせ、71人の選手がいるそうですが、今回はその半数となる36人がチームを離れることになったのです。

「女子プロ野球選手」と聞いてみなさんは誰を思い出しますか?よくメディアに登場する加藤優選手が筆頭でしょうか。または、長身で本塁打も打てるみなみ選手?それとも女子野球W杯でMVPに輝いている里綾実投手?多くの名前が浮かんでくるものの、全員の名前を書くことは大変なので、ここでは控えておきます。

なぜ今回、このような選手の大量退団という事態に陥ってしまったのか。1番は資金問題でしょう。女子プロ野球は「わかさ生活」が丸々4球団を運営していたのです。今年はリーグ誕生10周年なので、本来ならば大盛り上がりのはずです。それなのに、シーズン開始直前から「今年で最後かもしれない」という話が流れていました。

シーズンに入ってからは開幕戦をはじめ、節目の試合ではファンがスタンドを埋めるときもありましたが、年間を通して「満員御礼」という訳にはいきませんでした。

普段から男子の野球を見ている人にとっては、迫力という面で物足りなく感じるかもしれません。それでも選手達は白球を追いかけ、バットを振り、必死に走るなどプロと名乗っている以上、プレーでファンを魅せようとしていました。

残念ながら、この現状を大きく変えるほどの観客動員数向上や周囲からの注目を浴びることができなかったものの、女子野球という分野を全国的に拡げた功績は大きいのです。

女子野球の未来に向けて

今年1年間の女子プロ野球の動きを見ていて、運営は現場で必死に動いていた、という印象を受けました。しかし、トレードの実施や試合日程や対戦相手の変更、女王決定戦を行わないなど、突然の発表が多く、詳しい理由説明をしないことでファンからの反感を買い、選手自身も困惑してしまう状況が多々ありました。

このように多くの問題を抱えていた女子プロ野球リーグ。既に新人入団テストも終えているため、このままリーグを消滅させる訳にはいかないでしょう。未だにリーグ側から正式発表はないものの、次のシーズンは2球団制で行う話が浮上しています。このままでは選手やファンが不安を抱えたままなので、早めに今後の方針を決めてほしいところです。

今回、36人の選手が退団する訳ですが、やり残したこともあるでしょう。しかし、次のステージに向けて前向きな選手が多いようです。これまで応援してきたファンは、選手がどのような道に進んでも応援は続けます。

ちなみに気になることなのですが、今後も野球を続ける選手達はどこに行くのでしょう。クラブチームに入団することも1つの方法です。プロからの出戻りは可能ですが、逆にこれからプロやさらに上のレベルでプレーしたいと考えている選手達はどこに行けばよいのでしょうか。

今後も不安定な状況が続くのであれば、プロ野球を目指したいと思う人は少ないと思います。このために今のリーグとは別なリーグを立ち上げることも有効なのではないでしょうか。今の女子野球はプレーする人は増えていますが、認知度がまだまだ低い状態です。広報の専門家など、今後に必要な人材を集めて地道に行うことが第一歩でしょう。

ファンはもちろん、女子野球のことを想う人達が集まって何かムーブメントを起こしたいですね。我がベースボールオンラインアカデミー(通称:BOS)もそのメンバーの1人です。

それでは、また次回!

とよっち